6月29日発売の週刊○○ 【「海老蔵」は三度過ちを犯した! 「小林麻央」の命を奪った忌わしき「民間療法」】に違和感と怒りを感じた
週刊誌の名前を出したくないほど衝撃的な題名に記事にせずにはいられなかった。
気分を害される方や興味のない方はスルーして下さい。
麻央さんが亡くなられてから、日本中の方が「死」や「愛」について考えた事でしょう。
私もその1人です。
麻央さんの闘病ブログを見るたびに思い出した記憶……
私は数年前大切な人を胃がんで亡くしました。
45歳で、気付いた時にはステージ4で手術をできない状態でした。
がんの場所は違うけれど、麻央さんと同じ状況でした。
告知を受け、お医者さんは抗ガン剤を進めました。私の個人的な意見は抗ガン剤で治療して欲しかった。合う抗ガン剤に出会う事が出来れば外科的な手術をする事ができる可能性が残っていたから…。
それでも私は抗ガン剤治療を進める事はできませんでした。
もし、合わない抗ガン剤だったら、余命を早め痛み苦しむ可能性もある。
どちらがいいのかは本人が決める事だから、両方の意見を聞いて本人が出した答えを尊重するべきだと思った。
そして抗ガン剤治療をしない結論を出した。
本人が決めたとはいえ、可能性が少なくなってしまった気がしてモヤモヤした。
それでも本人が決めた治療法でサポートした。
胃がんだからか、食事を摂れなくなるのは早かった。アイスなら食べれると聞けば、サツマイモを裏ごしして混ぜてみたり、ビタミンCの粉末を練りこんだりした。
本人も食べる事が大切だと自覚していたので、ある日「1日かかったけど、麻婆豆腐食べました♡吐いちゃったけどね。」とメールが来た時は驚いた。
何もそんな刺激的な物食べなくても…と思ったけれど、大好物だもんね(笑)
食べれないけど、食べたい欲求はあるようで、治ったら○○のラーメン食べる!なんて言っていた。
告知から4ヶ月で旅立った。
病院でどんどん衰弱していくのを、見守るしかできなかった。
本人は生きたいと思っていただろうに、私は神さま、苦しまないようにお願いします。と願ってしまっていた。
麻央さんのブログを見ながらいつも思い出していた。
ブログを見るたびに、ガン患者特有なのか分からないけれど、肌の色や痩せ方が似てきて心配と同時に少し当時を思い出して怖くなった。
この週刊誌の記事を読んでいないので、題名だけで批判する記事を書いてしまって申し訳ないけれど、海老蔵さんの過ちなのでしょうか?
確実に治る方法がない以上、「たられば」なんです。きっと夫婦で何度も話し合い決めてきたでしょう。
私も、もしあの時抗ガン剤治療をしていれば…そう思った事もありますが、全て「たられば」です。
私は藁にもすがる思いでビタミンCを混ぜました。冷凍すれば栄養素が破壊されるかもしれないけれど、少しでもと思ってサツマイモを練り込みました。
色んな本を読みました。ある本で勧められていた治療法は別の本ではやってはいけないと書かれていました。どれも経験や知識から書かれている本で、嘘ではないと思います。ただ、がんの治療は前例や理屈だけで全ての患者に当てはまる訳ではありません。
無駄かもしれないし、正しいのか分からないけれど少しでも……こんな気持ちにすがるしかなかったんです。
きっと海老蔵さんも麻央さんも同じような気持ちだったんではないでしょうか?
2人が選択し、決めた決断です。
勝手に過ちだと決めつけないで欲しい。
他人が判断するものではない。
この週刊誌の広告を見て当時を思い出して、悔しくなってダラダラと書いてしまいました。
今日、言葉は人を傷つけるんだと改めて感じました。
それでもこうやって自分の気持ちを言葉で並べて少しスッキリしたので、言葉の威力ってすごいなぁ。。。
完全に自分の為だけのブログになってしまったので、少しでも今悩んでいる方へ胃がんサポートの時に役に立った事でも書いて終わります。
明日からは通常通りのブログに戻ります〜♬
吐き気を催した時
動けない状態だったり、間に合わなかったりする場合があります。
そういう時のために、洗面容器にペット用のトイレシートを数枚重ねて被せ、手の届く所に置いておきました。吸水力と消臭力があります。汚れたらそのまま捨てて交換すれば大丈夫です。サイズが小さめでとても使いやすかったです。
食事
夏だったからか、冷たいものは口に含んでくれました。食べるというより、含むって感じですが…。
サツマイモの他に青汁の粉末を混ぜだり、ビシソワーズを作ったり、なるべく飲むに近づけるように工夫しました。確か、サツマイモは2度ほど裏ごししたけれど、実際混ぜて見ると少量しか混ぜ込む事ができなかった記憶です…。
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