Huluで配信 『渡る世間は鬼ばかり シリーズ1』
長〜いお盆休みは時間を忘れて、ただ自由に過ごしました。
時計とか電話とか何も気にせず、好きな人達と過ごせるって本当に幸せですね!
そして疲れが溜まったので最後2日間は家でぼーっとTVタイム。
すると、Huluで面白い番組を見つけてしまったんてす!!
『渡る世間は鬼ばかり』
今から27年前に放送されていた橋田壽賀子さん脚本のホームドラマです。
私も見てました!ただ、シリーズ1は多分年齢的に見てないんですよね……。うっすら記憶があるので、もしかしたら再放送で見ていた?
この懐かしいドラマを見だしたら…止まらない(笑)私の連休後半は『渡鬼』にジャックされましたww
『渡る世間は鬼ばかり』とは?
とても長いシリーズなので、簡単に説明します。
岡倉大吉(父)節子(母)の5人の娘達が繰り広げるホームドラマです。
長女:弥生
次女:五月
三女:文子
四女:葉子
五女:長子
この娘達の家庭問題に振り回されるお話です。
有名なのは、次女の五月の家ですね。
幸楽というラーメン屋にお嫁に行きました。ハリセンボンの春菜さんの「角野卓造じゃね〜よ」でお馴染みです(笑)
五月の旦那さんを演じているのが角野卓造さんです。
え!?この人出てたの?という豪華出演陣
『渡鬼』といえば豪華なキャスト陣。
とはいえ、ホームドラマという事もあって、ずっと変わらないメンバーだと思っていました。
しかし、シリーズ1では、え!?この人も出演してたの?というびっくりメンバーがいた事が発覚!!
唐沢寿明
葉子の結婚相手として登場!
まさか橋田ファミリーだったとは驚きです。
香川照之
長子のボーイフレンドとして登場!
今は歌舞伎役者さんとしても活躍されてますが、かなり若い時に出演されているみたいで、気づくまで少し時間かかってしまいました(笑)
伊藤淳史
幸楽の長女、久子の息子役として出演してました。調べてみるとチビノリダーとして知名度を上げた後に出演しているみたいです。
子役時代から今も活躍してるとはスゴイですよね!!
女性のターニングポイント
この時代、女性が外でバリバリ働き始めた時代なのかもしれません。
まだまだ、女性は「家で家庭を守り、亭主の言いなり」という風潮が根強く、それが原因でのトラブルが描かれています。
変わり始めたばかりの時代のトラブル
- 働きたいなら家事は疎かにしない!
- 働いている嫁に姑が嫌味を言う!
- 旦那に家事を手伝わせたら可哀想
- 女は男のお世話をする
こんな考えにただビックリしました。
考えられない!!!
けれど、この時代の女性が頑張って立ち向かってくれたから今の様な女性もやりたい事ができる時代になったのかな…と感謝♬
親って一体なんなのか?
母:節子がよく言うんです。
「娘5人育てて、誰も母さんの思い通りになってない。親って一体なんなんですか!?」
って。
多分一生の課題なんでしょうね……
それでも最後には、娘が決めた道を笑って愚痴を言いながら応援するんです。
母って本当に強い。
でも、今の時代この母:節子のセリフを言ったらきっと、大ブーイングになってしまうんじゃないかな?
子供は親の為に生きてるんじゃない!
このドラマを見て思ったんです。
きっと、思い通りに行かないから怒るんじゃなくて、気持ちを汲んでフォローをして欲しいんだなぁーと。
愚痴くらい言わせて欲しいだけ…
そしてそれを岡倉家のみんながわかってあげている様な感じがしてほっこり。
まとめ
見始めた時は、なに言ってるの?って腹が立つ事が多かった。それは姑や母側の発する言葉に全く共感ができなかったから。
でも、これがつい27年前はありふれた家庭だったのかと思うと、恐ろしい。
私も何十年後かには、自分が育ってきた当たり前を他人に求める様になってしまうのかと。
いや、多分もうその片鱗はある(笑)
自分の当たり前が他人の当たり前と違う事を忘れない様にしたい…。
そして、なんだかほっこりするのはきっと今は共感できないと思っていた、ゴリゴリの昭和感の中に、暖かい家庭がしっかりと描かれているからだろうな、と思う。
大人になり、自由な時代に育ったからこそ見てみると面白い作品かもしれません。