マイニチ日記

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[ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」の魅力の違いとは?

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「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」どちらも日曜の夕方を代表する国民的アニメですが、この長寿アニメの違いについて考えてみた。

 

子供の世界と大人の世界

 

びまる子ちゃんは、子供の世界が中心に描かれている。3年5組内で起きる事を中心に描かれることが多く、目線も子供目線のストーリが多い。

 

ザエさんは、家庭が中心に描かれている。学校や教室内でのシーンはあるが、基本的に磯野家・フグ田家で起きる出来事を中心に描かれている。

 

この2つの違いは視聴者が、おもしろいと感じるポイントの違いに影響するかもしれない。くだらなく見て笑えるちびまる子と、ほのぼのとした温かい家庭でほっこりするサザエさん。どちらのアニメも時々、この基本的な概念を覆すようなストーリーの回があるからさらに面白さが増す。

 

クズまる子とおちょっこちょいサザエ

 

る子と言えば、アニメのなかで度々発言するクズ発言。しかしこのクズ発言は、誰もが子供時代1度や2度は考えた事があるような内容でもあったりする。だから共感できる点が多いものの、大人になってまる子の発言を聞けば、やっぱりまる子にしっかりしなさい!と思ってしまう。

 

ザエさんと言えば財布を忘れるサザエさん。とにかくおっちょこちょいなサザエさんは24歳の立派な母親にもかかわらず、実父の波平に「ばっかも~ん」と怒られる。24歳には見えない容姿や生活スタイルと逆に、24歳なのに精神年齢は低め。

今時24歳で子供を持って家庭円満に暮らしている女性は実年齢よりも大人びてしっかりしていそうな気がするが…(笑)

 

劣等生まる子と優等生サザエ

 

る子はもっぱら勉強は苦手。悪い点数のテストを隠し、部屋でゴロゴロしながら漫画を読むグウタラの極み。いつもどこかで楽をしようとしていて、決して褒められるタイプではない。しかし、そんなまる子をサポートするかのように、しっかり者のお姉ちゃんとしっかり者の親友がいるから、まる子は幸せだと思う。

 

ザエさんは24歳1児の母。旦那との関係も良好で、自分の実家に住んで父母に甘えられる。さらに夫のマスオは早稲田卒の商社に勤めるいわばエリートで、しかも優しい。サザエさんは勝ち組なのです。そんなサザエさん本人も「女は愛嬌」という言葉通り、とにかく明るくて近所でも人気者。

 

ちびまる子の親近感とサザエさんへの憧れ

 

びまる子ちゃんには先ほどから書いている通り、どこか親近感がある。不平不満を堂々と口に出し、普通の人は心の中で止めておくべき発言をしてしまうのがまる子。どのキャラクターも誇張はしているけれど、こんな奴いたなと思えるキャラクターが多い。

学級委員タイプの真面目な堅物(丸尾くん)

嫌味な事を言う一言余計タイプ(長沢君)

自分は美人だと思ってるブス(ミギワさん)

お腹が弱いやつ(山根君)

大食いのデブ(小杉君)

 

ザエさんに出てくる登場人物はほぼ全員がいい人。こんないい人ばかりの町に何故度々THE泥棒の恰好をしてる奴が現れているのかは不思議だけど…(笑)両親と住んでいる為、子供を預けて夫とデパートにデートも行けるし、幼い子供は年の離れた弟カツオとワカメが遊んでくれる。食事はいつも家族団らんで楽しそうな雰囲気で夕食も割と豪華。お客様が来るたびウナギなどを注文する余裕っぷり。カツオとワカメは年が近い割に仲が良く、ダメな兄を支えるワカメだけど、やっぱり頼りになるのは兄カツオ。この2人の兄弟関係は本当に憧れる。

 

まる子はカツオを見習うべき

 

同じ小学校5年生のまる子とカツオの共通点は多い。

  • 宿題を忘れる
  • テストの点数が悪いと隠す
  • 買い物に頼まれがち
  • よく怒られる
  • メガネの親友がいる(笑)

 

しかし共通点が多い2人だが、まる子の方が圧倒的ダメ感を感じる。同じことをしているのに何故だろう?

まる子は要領が悪いのだ。

一方、カツオは要領がとてもいい。逃げ足は速いし、カツオの怒られた時、大人が「うまいっ!一本取られた!」と思うような言い訳ができる。カツオのいたずらなのに、姉のサザエを巻き込んで、怒られる仲間を増やすという上級テクも使える。

しかし、まる子はお母さんに怒られても、「やだねぇ、あんた。そんな怒らなくてもいいじゃないのさ」的なノリ。そして火に油を注ぐ結果になって、さらに怒られる始末。しかも、最強の味方おじいちゃんに甘えて自分を守るが、友蔵という「盾」はなんの効果も発揮しない。最弱の「盾」なのだ。カツオを見習って、知恵とアイデアを振り絞ってみてはどうだろう(笑)?

 

神回が存在する

2つにアニメに共通するのは神回がいくつも存在する事だったりする。見慣れたストーリーの中に時々何の予兆もなしに、視聴者の心を鷲掴みにするストーリーの神回が存在するのだ。

 

びまる子の神回「おかあさんの日」

母の日を翌日に控えたまる子は250円握りしめて買い物に行く。気に入った黄色いハンカチは280円だったが、優しい店員さんはおまけをしてくれた。さらに優しい店員さんの心遣いで、「お母さんへ いつもどうもありがとう」と似顔絵付きのメッセージカードを書く。そして母の日当日、まる子はお母さんに黄色いハンカチのプレゼントを渡すが、お姉ちゃんが「あ、それお母さんが持ってるのと同じやつ‥‥」と口を滑らせてしまいます。

「どうせまる子のプレゼントなんて、もらっても嬉しくないんだ」と拗ねて自分の部屋で1人泣くまる子。

そこへお母さんが来て「まる子、お母さんのハンカチまる子にあげる」と、持っていた同じハンカチを差し出します。「お母さんには、まる子がくれたハンカチがあるもの」と言うとまる子は「おかあさーーん‥ウェ~ン」と号泣。

 

いつも怒られてばかりのダメまる子とお母さんの心温まるエピソードに、視聴者がハンカチで涙を拭うという伝説の神回。

 

ザエさんの神回「堀川君の弟」

国語の授業で「僕の弟」というタイトルの作文を書きます。【僕の弟はヘイキチと言います。時々キャッチボールをして遊ぶ】という内容。ワカメは堀川君は1人っ子なのに…と疑問に思います。

ワカメは堀川君の作文の話をオヤツの時間に家族に話しますが、詳しい内容は今度話すと言い話しませんでした。

後日、ワカメはお母さんと帰宅途中に「堀川君の弟に会いたくない?」と遠回りをして細い行き止まりの路地に案内します。するとちょうど堀川君が弟とキャッチボールをしていました。そしてワカメはお母さんなら教えてもいいでしょう?と堀川君に聞くと、あそこにいるのが堀川君の弟よ!と壁を指さしたのです。

その壁には男の子のような形をしたシミが……。そして堀川君は「ヘイキチです」と紹介する。

カツオには内緒にしていたが、勘のいいカツオは堀川君が弟とキャッチボールしているという情報を盗み聞きし、堀川君と堀川君の弟と3人でキャッチボールをする事に。壁の弟ヘイキチを紹介されたカツオはビックリして逃げ出してしまう。

しかしカツオがビックリした理由は、実はその壁は以前取り壊しの噂を聞いてカツオ達が落書きしたが、取り壊しは横の家で、家主に怒られて消した壁だった。1つだけ消えなかった落書きを堀川君が弟と呼んでいた。

 

サイコパス堀川シリーズです。壁のシミを弟と呼び、名前までつけてしまう。しかも磯野家の誰もそれを不気味だと思わないという神回。

 

「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」の神回の違い

びまる子ちゃんは、普段は基本的にギャグ要素の強いストーリーが多い中で、「おかあさんの日」のようなハートフルなストーリーに視聴者は心打たれます。

一方のザエさんはいつも家族仲良しでハートフルなストーリーが多い中で、理解できないほどの異常とも思える行動をする登場人物に視聴者は興奮します。

 

どちらの神回も、いつもとは違うギャップにファンは歓喜してしまうのです。

 

まとめ

今回「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」という国民的アニメを比較して魅力について考えてみました。

 

国民的アニメと言えば「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などがありますが、やはり日曜の夕方は「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」で決まりです。これからも変わらず、そして時々ファンをビックリさせるようなギャップのあるストーリー展開を期待しています。

 

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